百カ日法要 [6月19日 日曜日 04:02]
日付が変わって昨日19日、百か日法要があった。
父の日でもあった。
去年の父の日は、病院のベッドの上で腕時計をプレゼントした。
今までになく嬉しそうに包み紙を開けて喜んでくれた。
そんな光景が昨日のようだ。
寂しい。悲しい…{{s366}}
もう今年の父の日は、いない…
どこにも…
百か日で本当に旅立ってしまった。
お坊さんの話によると百か日で家から出ていってしまうらしい。
本当は、そんなこと信じてないけど、そう思えば救われるから
そう思うようにしている。
またお盆に帰ってくるって。
本当にそうであればいいのにね。
なんだか百か日で一区切りがついたような気分だ。
なんでだろう?不思議だ。
でも、父の日が悲しい日に変わってしまった。
今までは、何をしても素直に喜んでくれた試しがなかった。
照れ臭いのか何なのかよくわからないが、とにかく可愛くないことばかり言っていた。
「金もないのにこんなもん、買わんでええのにあほちゃうか?!」ってね{{s353}}
とにかくムカつく!そんな父だった。
でも、本当に去年の父の日は、子供のように満面の笑みで嬉しそうに包装紙を開けている姿が印象的だった。
その姿を見て幸せを感じた。
私もとても嬉しかった。
それが最初で最後になった。
それと心に強烈に残っているのが、息を引き取る1時間少しの間、手を握って看取ったが、
その光景が目に焼き付き苦しんでいる。
下顎呼吸の時、目を半開きにした父の顔、
あえぎ呼吸…
酸素量の下降。60〜70、40〜50、20〜30、10〜20、そして0。
血圧200を越えたかと思うと急下降。
そして心電図はめちゃくちゃになり緩やかな波を描きそのまますぅーと線になった…
酸素マスクを取った顔は、口を大きく半開きにしていた。
苦しかったのかな?
呼吸ができなかったんだよね?
一瞬でも目が合った気がしたけど、側にいてること気づいてくれた?
もう一度、目覚めるつもりだったんだよね?
まさか、死ぬなんて思ってなかったんだよね?
何回も危機を脱出して落ち着いてきたもんね!
でも、二度とその目は開くことはなかった。
もう一度、開けてほしかったよ。
あの光景が頭に残り、目に焼き付き離れない。
目の前で大切な家族が息絶える姿、見て耐えれるものではない。
見ない方がよかったのかもしれない。
でも、看取られる方は、そんな家族に看取られ息絶えたいだろう。
何度も言ってきたが、これほど残酷なことはないと思えるぐらい、
耐え難く辛いものだ。
大切な家族の看取り、乗り越えれるのだろうか?
みんな、どうやって乗り越えてきてるのだろうか?
私は未だ、空中分解したままバラバラだ。
何も手につかない。
思考回路もバラバラ。
やる気もでない。
ただひたすら、ぼぉーと、じっーとしていたい。
時の経つのも忘れるぐらい…
お父さん。
お父さん。
お父さん…{{s364}}
百か日が終わったよ。