お父さん
お父さん、毎日毎日、心の中で
声に出して「お父さん、お父さん」と叫んでるだろうか?
しっかりと脳裏に焼き付いているお父さんの姿。
でも、それは元気な時の姿ではなく入院していた時の父の姿。
パジャマ姿で、ベッドの上でしんどそうな顔や表情。
蚊の鳴くような小さな声で、弱々しく気遣う声がけ。
頭の中では、まだ生きている。
長らく会ってない。
こんなに会ってないなんて初めて。
???
いないんだ。
???
お父さん、もういないんだー。
???
どこをどう探してみても、もうどこにもいないんだー。
どれだけ泣き叫んでみても、どれだけ願ってみても、もう会えないんだー。
あれ?
そうか、死んでしまったんだー。
死んだ?
ほんとに?
もう、どこにもいないの?
信じられない。
信じたくない。
お父さん、どこにいってしまったの?
お父さん、会いたいよー。