親の介護、そして終えて。

親の介護→看とり→そして終えて。

親の介護が始まり疲れてた矢先に介護blogを発見。辛いのは私一人だけじゃないんだと。誰にも言えない相談できない、愚痴りたい!色んな思いをここで吐き出そう!
そして、親の病状の記録を取っていきたいと思います。


そして永眠後の悲痛な思いからの新たな出発。

土用の丑の日

毎年この日になると、父が毎回言う。


「うなぎ、おごったる!買っておいで!」って。


自分は、嫌いだから食べない。


でも、母と私、妹にうなぎをご馳走してくれる。


毎年…


去年も入院してるのに、ベット上で同じことを言った。


そして、お金をくれる。


ここ数年、鰻の日は私も呼んでくれてた。


そして母と鰻を買いに行ってた。


去年まではー。



なのに今年は、そんなこともない。


「うなぎ、おごったる!」の声も聞けない。


そう言ってくれる父もいない。


寂し過ぎるー。



毎年これから土用の丑の日になると、こんなことを思い出し涙がこぼれるんだろうな?


お父さん、寂し過ぎるよ!全く!




なので、今年は私が鰻の差し入れを母にし、

一緒に食べた。


いつもは、家族四人、わいわい言って食べてた食卓は、寂しかった。

やるせない。。。

かなり、やっぱり疲れている。


母が倒れてから早5年半が過ぎた。


父の介護も重なった時期が1年。


ずうーと心配が尽きなかった。


母もいつ死んでもおかしくない状態と言われてきたので、

父と合わせて常に死への恐怖と母の場合、転倒の心配が常に付きまとっていた。


そして父が死んでから、やはり認知の入り口に来ている感じがする。


話しかけても耳へ入り、脳への伝達が始まり理解するまでの時間が今までより遅い。


それに理解出来てないのにうん、と空返事をよくするようになった。


直近の記憶もよく飛ぶようにもなっている。


あと、理解不能なこともたまにする。



今日でも車椅子を使い公共の場へ行き食事の際、椅子へと座り直していた。

そして、帰る際、椅子から車椅子へ移動する前に先にフットレストを自ら下ろした。


そしてまたいで座ろうとしたので思わず怒った。


しかも、直ぐ様、理解出来ずに立ち往生しているので、すかさず頭を軽くポンと叩いて怒鳴ってしまった。

最近よくしてしまう。


母の行動で、一向に言うことを聞かず自分勝手に動こうとするので、つい頭や手等を軽く叩いてしまい怒鳴ってしまう。


これって、ひとつ間違えるとまるで虐待だな。ってー。


最近よくそうしたあと、帰ってきて落ち込んでしまう。


なんでだろう?


優しくできない!


優しくしてあげたいのに何かが狂うとイラっとしてガミガミ言うし手も出てしまう。



落ち込む。


そんなことしたくないのにー。


とっさに反射的に反応してしまう。


母もさぞかしストレスだろう。



しばらく距離を置けば治まるだろうが、そんな暇もない。


通院介助だけでも6件だよ!


病院は、3件だよ!


循環器科、整形科、股関節科、形成、皮膚科、眼科。


これに、リハビリにプールまで連れていってたんだよね。


お父さんが入院するまでは。


流石に父の介護が始まると無理なので、リハビリはデイケアに振り、プールはやめた。


ここに、買い物連れていってほぼ毎日家に行って晩御飯作って食べさせて、後片付けして寝る時間が近くなるまでいて、

そして帰るという一連の作業。


大体帰る時間帯は22時回る。


恐らくこの生活パターンがストレスの源だろう。


しかしながら、ほっとけないので致し方ない。


サービスをもっと使えと言うとお金がかかるから嫌。


デイサービスへ行けば?と言うとジジババばかりやから嫌!と。


イヤイヤ貴女もババぁーです!Σ( ̄ロ ̄lll)

9月で81才です( ̄ー ̄)


遅くに出来た子供だからね、妹なんて孫と間違われる。


私と妹は、7才離れている。


でも、気は若い。


今でも美顔器当ててる。


どこ行くのも化粧はするは、髪は美容院で染めて服も私達と同じブティックで買う。


見た目は、若いな。


そんな、我儘、美意識高い、猪突猛進の母。


全く手が焼ける。


そんな母に対し妹は、市外へ引っ越してまるきりノータッチになった。


掛かるは私ひとりの身。


いなくなったら、そんな悩みも贅沢な悩みとなることぐらいわかっているのに…


駄目だ、やっぱり疲れている。


マジで休息取らないとお母さんに優しくしてあげれない!



でも、自分のイライラのタンクは満タンで抜く暇もない。



あー、やるせない。



母にきつく当たると自己嫌悪,(T-T)


自責の念に押し潰されそうになる。


ごめんね、お母さん。

初盆&月命日(7月17日)

今日は、初盆でもあり月命日。


もう4ヶ月経つんだよね。


早いような遅いような。。。


遺影を見ると、まだ死んだと思えない。


どこかに居てそうな気がしてならない。


お坊さんがお経を唱えてる間、色んな事が思い出され涙した。


そして、妹が父の入院中にいくつか動画を撮っていたので、

写メや動画を一括送信してもらった。


帰ってきてそれらを見て不思議な気分になった。


生きてる。


喋ってる。


動いてる。


生前の父の姿だ。


それらを見て父がまだこの世に居てると錯覚してしまいそうな気分になった。


久しぶりに父を見た。


とてもしんどそうだったが、しっかり生きてる。


お父さん、でも触れない。


話せない。


なんで4ヶ月前の1日前までは、生きていたのに今は居ないの?


お父さん、その体ももうない。




体を操作する脳も止まってしまったからー。


停止してしまったから、


手も足も動かない、


目も開けれない、


血液も流れなくなって、


呼吸も止まって、


そして心臓も止まって。。。


体の全ての機能が停止する。


それが死。


死を迎えた体は、最早保存することもできない。


したくても出来ない。


だから、燃やしてしまう。


燃やしてだよ?


そして灰になる。


殆どの骨はなかった。


小さく粉々。


唯一、両足の大腿骨の間接が丸く2つ残ってた。


頭蓋骨も4分の1くらいかな残っていたの。


悲しかった。


心臓がヒヤッとして縮こまった感触がした。


呆然と夢遊病者のように、ひとり持ち込んだ小瓶に遺骨を拾って瓶に入れたのも

ついこの間のこと。


とにかく、この世からいなくなるってことだ。


それを、まだ受け入れられないでいる。


そんな思いを抱き初盆を迎えた。