父の姿
もうすかっり秋の気配。
早いものだ。あれから半年も過ぎた。
もうそんなに経つのか?
いや、昨日のようだ。
頭の中、脳裏にしっかりはっきりと焼き付いている。
目を閉じるとはっきりと映る。
父の姿が。。。
顔、髪の毛の色、髪型、眉毛の形、眉の色、目、唇、指先、爪の形、声。。。
言い出したらきりがない。
一昨日、お風呂に入ってるとき、髪の毛を濯ぐとき目をつぶっていたら父の顔が浮かんだ。
しっかり見える。
顔も髪の毛の色も目、指先、何もかもが。。。
泣きながら髪の毛を洗った。
上がってきて思った。
こんなにも鮮明に脳裏に焼き付いてる。
父の顔。そしてこの世を去る最期の姿をー。
重い。ずっしりとのし掛かっている。
乗り越えれない。
普通に親を亡くしたのなら、まだ諦められるのか?
私が、お父さんを死なせてしまったと思えて仕方ないから?
だからこんなにも底知れぬ悲しみと辛さが残るのか?
たった1年、たった1年で奈落の底だ。
心が張り裂けそうだ。