あの日のまま
2016年3月17日、17時37分。
私は止まってる。
あの日のまま、立ち止まったままでいたことに今きづいた。
父の息が止まった瞬間、私も止まった。
そして、今もそこから離れられていない。
あの病室で、あの立ち位置で、父の左側に立ち左手を両手で握りしめたまま私は止まっている。
そのことに昨日気づいた。
忘れられない。
忘れる訳がない。
あの時の父の顔、表情、苦しそうな呼吸音。
手の温もり。
感触。何もかも。。。
あー、苦しい。
あー、きつい。
思い出すと胸をくりぬかれる思いだ。
辛い。辛すぎる。
悲しい。悲しすぎる。
さみしい。寂しすぎる。
お父さん、なんで死んでしまったの?
なんで?
もう少し生きてて欲しかったよ。
せっかく、わだかまりがなくなったのに。
お父さん、寂しいよ。