お父さんに最後に教わったこと
4年9ヶ月弱になりますね。
もうー。あれから。。。
私は、お父さんに最後に教わったことが2つあります。
1つは、人間が死ぬということはどういうことなのか?
2つ目は、親が元気で生きてるということがどれ程幸せなことなのか?
ということです。
私はお父さんで沢山一杯学習したはずなのに。。。
生きててくれるだけで幸せなんだとー。
だから生きてる間に大切にしなければいけないということをー。
生きてる間に伝えなければ伝わらないことは、言葉にして声にして伝えなきゃ後悔するってことをー。
死んでしまってからでは何もできないってことをー。
沢山痛いほど学習したはずなのにー。
お父さんは、最後に私にこう伝えたかったのかな?
死んでしまったら終わり、取り返しがつかない、
だから生きてる間にお母さんを大切にしてあげてよ。
後悔するのは自分やで。
最後に泣くのは自分やで。っと。
だから生きてる間に母に声にして伝えたことがある。
去年の誕生日。
私と母は、同じ日の誕生日。
だからいつも母のお誕生日のお祝いで私は脇役だった。
その日にー。
「お母さん、元気で生きててくれて有り難う。
お母さん、私を産んでくれて有り難う。
お母さん、私を育ててくれて有り難う。
お母さんの娘でよかった、有り難うー。」って。
私は父には何一つ言うことが出来てなかった。
だから、冷たくなって棺の中に入った父に「お父さんの娘でよかったよ。有り難う。」って冷たくなった頬に手をあて呟いた。
憎んでたはずなのにー。心のどこかでー。
でも、死なれて初めて気づかされることもあるんだ。
その時に思った。
こんな状態で言っても届かないって。
生きてるときに、声にして伝えなきゃ意味ないって。
だから母に声にして伝えた。
それが最後の誕生日になるなんてー。
まだ先はあると思ってた。
もう少し。
もう少し時間があるとー。
でもその時は、ある日突然にやってくるー。
そんな父から沢山学習したはずなのにー。何も出来てなかったような気がするよ
お母さんを大切に後悔のないように時間を使ってきたなんて
程遠いー。
後悔ばかりがー。
後悔、
未練、
悔しさ、
腹立たしさ、
悲しみ、
寂しさ、
一杯一杯ある。
よかったと思えることはたった1つ。
ひとりで逝かせなかったことだ。
これは、父も母も絶対だった。
両親の老後を考えはじめたときから決めていた。
看とると。絶対に。
これが叶えられたことが唯一の救いだった。
『その時はある日突然にやってくるー。』