親の介護、そして終えて。

親の介護→看とり→そして終えて。

親の介護が始まり疲れてた矢先に介護blogを発見。辛いのは私一人だけじゃないんだと。誰にも言えない相談できない、愚痴りたい!色んな思いをここで吐き出そう!
そして、親の病状の記録を取っていきたいと思います。


そして永眠後の悲痛な思いからの新たな出発。

気づき

今、目の前にあるものを大切にしないと後悔する。


目の前にあるものに気づかずにいたら、

これまた後悔する。


今あるものを大切に。。。

晴れることあるの?

今日、お風呂から上がってきてふっと思った。


父が死んでから、気分が晴れたことがない。


そう思えば、ずっーと心の中は重たい蓋で閉められてるような圧迫感がある。


何をしても心が快晴のときはなかった気がする。


意識は全くしてなかったが、前日の花火大会がきっかけで気づかされたかも?


いつも、曇り、雨、時々台風だ。


晴れたことなど1度もない。


ずっーと、ずっーと。曇り、雨、時々台風。


心の中は塞ぎこんだまま。


周りは気づかないだろう。


そんな私の心の状態をー。


あまり人前に出せない。


誰かと一緒にいてるときは、普通でいられる。


でも一人になるとお父さん一色になる。


憎まれ口をたたき元気なときは、くそじじーとよく思ったのに。


病気になってからは、なんだろう?


保護者?守ってあげたい。出来ないこと全て代わりにやってあげたい。執事?みたいな。


本当に二人三脚だ。


だから、本当にあの世があって、三途の川を渡ってあの世へ旅立つならば、

父は、あかん垂れだから一人じゃ迷子になって立ち往生してあの世へ着かない!


そんな気がするから手を引いて一緒に旅立って着いていかなきゃぐらいの気持ちだった。


それほど父のことが心配で執着していたのだ。


その父が死んだ。


予想以上の大打撃だった。


最早、心の底から笑えない。


心が快晴のときなんてくるのだろうか?


この先、ずっと来ない気がする。


いつも曇り、雨、時々台風しかこないと思う。


これで母までいなくなったら私はどうなるんだろう?



本当に上手く親離れが出来てないことにこれほどまでに気づかされるとは。。。



薄々、わかっていたけど。。。



思春期の真っ只中に親の懐から順序立って抜け出さなかったから。


何の準備もなく一気に転げ落ちたもんだから精神的に上手く離れられてなかったんだろうなー。と思う。


親って凄い存在なんだなーってつくづく思い知らされる。


元気でいてくれることが、何より子供にとって有り難く幸せなことなんだなーとつくづく思う。

花火大会

去年の8月1日土曜日、花火大会があった。


この日も前売りチケットを買って花火大会へ行った。


でも、運悪く父の入院していた病院の近くも花火大会があった。


病棟の廊下からよく見えただろうなと思う。


もしかしたら最後になるかもしれない?

もしそうなったらとうしよう?と思い、

この時ばかりは、父に花火を見せてやりたかったのを覚えてる。


しかしながら、生憎チケットを買って妹とも約束していたので、

それをボツにはできないと思い、行ってしまったことを後に後悔することとなってしまうとは。。。


その時は、まだターミナルに入ると言う宣告はされてなかった。


されていたらボツにしたかも?


8000円もするチケットだから流石に迷った。


安ければ行ってなかっただろう。


そして昨日もその花火大会は開催された。


恒例となりつつあるので今年は妹の旦那さんも合流。


でも、去年のことを思い出して密かにテンション下げ気味だった。


やっぱり去年、行くのを止めて病院へ行って車椅子に乗せて病棟の廊下へ連れだし花火を見せてあげるべきだったとー。


最後になるんだったら、花火大会を見せてあげたかった。


普通なら興味もなかったかも?しれない父かもだけど、

多分、見せてあげたら綺麗やなーって楽しそうに見てたかもしれない。


最早、父がいなくなった今、何をしても結びつけてしまう自分がいる。


そして涙が頬を伝わる。


もっと明確に余命がわかり、曖昧な言い方をせず、はっきりとやっていいこと、

やってダメなこと、もっとはっきり医者も言ってくれればよかったのに。


あとになって、歩かすのはよくなかったんよ。とか、

無理さしたらあかんかったね。とか、

具合が悪くなってから言ったって!


遅いよ。悪くなってからじゃ!


歩けてたんだよ、酸素ボンベ引きながら手押し車でヨタヨタと。


まだ去年の10月27日までは。


それを最後に2度と歩くこともベットから起き上がることもなくこの世を去った。



毎日毎日、何回心の中で、声に出してお父さんと叫ぶだろう?、

起きて寝るまでの間、ほとんど頭の中は、お父さんのことで一杯。


実家から帰るときも車の運転中、いつもお父さんと

何度も声に出し叫ぶ!


そして泣く。


ほぼ毎日だ。


よくもまぁーこれだけ人の心を鷲掴みにして、この世を去ったものだ。


どうしてくれるんだよ?


全く。


重い十字架を背負って生きて行くみたいなものだろう!


重いんだよ。


辛すぎるんだよ。


悲し過ぎるんだよ。


痛いんだよ、心が。


今にも張り裂けそうなんだよ!


頭から、心の中から一時も離れないんだよ!


お父さんが!


写真を見て泣いて、目に入るお父さんの姿が、もう二度とお目にかかることもないと思うだけで、

心は張り裂けそうだし、耐えていけれるのだろうかと不安にもなる。


本当に寝たきりでもよかったからもう少し生きてて欲しかったよ。


病院へ通ってるときも、常にそう思っていた。


このままでもいいから生きて!と。でもそんなはかない夢も叶うことなく散った。



そして、最終的には、

いつもは満足してかえってくる花火大会だが、今年はとても、ブルーになった花火大会だった。