親の介護、そして終えて。

親の介護→看とり→そして終えて。

親の介護が始まり疲れてた矢先に介護blogを発見。辛いのは私一人だけじゃないんだと。誰にも言えない相談できない、愚痴りたい!色んな思いをここで吐き出そう!
そして、親の病状の記録を取っていきたいと思います。


そして永眠後の悲痛な思いからの新たな出発。

遺品整理

今日、遺品整理屋さんに頼んで家の家財道具すべて引き取ってもらった。


それまでにいるものや欲しいもの、必要なものなどはあらかじめ持ち帰っていた。


売れるものは売った。


服なども沢山あった。


中には値札がついたままのものとかも。


気も見た目も若かった母は、洋服を買うときも私達と同じお店で買っていたので着れる服もいくつかある。


でも、自分の服でさえ断捨離しなくてはいけない状態で

そんなに沢山は持ち帰れない。


でもでも、処分するには心が痛かった。


母が好んで楽しそうに買っていた服。


好んでよく着てた服。


色んな思い出がある。


出来るだけそんな思い出を持ち帰りたく、自分の服と差し替えてでも1枚でも多く持って帰ってあげたかった。


そんな思いで間引きした服、台所用品、消耗品などピックアップしてたらかなりの量の荷物になった。


1度に持ち帰れないので幾度かに分けて持ち帰る羽目に。




そして遺品整理で運び出された家具類一式。


残ったものは、妹が持って帰る洋服ダンスと売却する冷蔵庫、細々した遺品だけになった。


31日に引き渡す日までに残りの荷物を取りに行かなければならない。


寝不足、体力消耗、かなり疲れた。


がらーんとした部屋を見渡しこれで終わったんだと思った。


食器を段ボールに容赦なく投げ捨てるように入れられていた光景、

母が綺麗に並べられていた食器が次々となくっていく様子、


見ていたら涙が出てきた。


悲しかった。


まるで母が捨てられていくような気がして。


家の物を処分するに当たって、洋服と台所用品を処分するのが一番辛かった。


台所はやはり女性の大切な場所。


そこには思い入れも沢山あるはず。


家族の食事をずっーと作り続けてくれたのだから。


服はその人自身を感じる。


父のときは経験しなかったこと。


母が死んでとうとう夫婦の住みかであった場所は消滅した。


震災にあい、家が全壊して新たに住み着いた家。


老後の思い出が終結された家。


父の匂いも母の匂いもそこにはあった。


全て過ぎいく記憶になっていく。


もう二度と父も母も、そしてその家も見ることも行くこともない。


さようなら。


さようなら。


お父さんとお母さんの思い出。


これで終わりなんだとー。


そう思うとたまらなく寂しく悲しい。


後残るは家の引渡しだけ。

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