記憶
目の前に居た人が。。。
肉眼ではっきりと見えてた人が。。。
さわると触れることができて。。。
話せば返事が返ってくる。
当たり前にいつもそばにいる人が。。。
居てることになんの疑いもなく。。。
居てることが自然で。。。
いつまでも続くと思っていた。
死ぬということはー。
一瞬にして消えてなくなること。
まるで魔法で消されたかのようにー。
姿形もない。
どこをどう探してみてもー。
この世に存在すらしない。
昨日まで居た人が。
存在していたという形跡だけ残してー。
消えてなくなる。
そんな現実を信じれますか?
そんな現実を受け入れることができますか?
なかったことのように出来ますか?
苦しみ、悲しみ、寂しさ、これらは全て自分の中の記憶からくるもの。
記憶がある限りこの苦しみからは逃れることは出来ないかもしれない。
いっそう記憶など失くなってしまえばいいのにー。