あー、ひとりぼっち。

お母さんが居なくなってとうとうひとりぼっちになっちゃった。

ひとりぼっちに。

「お母さんが居なくなったら、私ひとりぼっちになるから長生きしてね。」てあれだけ言うてたのに。

言ってその通りになるなら人間苦労しないよね。

何故、人間っていう生き物が誕生したんだ？

誰が作った？

そして誰が寿命というものを設定した？

何故生まれてきて死ぬのだ？

何故親子なのに別れが来るのだ？

何故この世に死別というものが存在するのだ？

何故病気なる？

何故医者や病院、薬があるのに治らない病気というものが存在するのだ？

何故病気や事故、他者や自身でも命を落とすということが存在するのだ？

そもそも何故人は死ぬのだ？

人だけではない。

生き物、生あるものは死を迎えるのだ？

この世にそんな死というもの事態、存在しなければ人はこんなに悲しまなくてもすむのに。

苦しまなくてもすむのに。

そんなものがなければ死という選択肢も存在しないのに。

そしたら残された家族はこんなにも悲しく寂しく辛い思いをしなくてすんだのに。

何故、人間は死んでいくの？

何故、親との死別というものを経験しなくてはならないの？

耐えられない。

こんな思い。

お母さんが居ないなんて。

お母さんと一生死んでも会えないなんて。

私はあの世なんて信じていない。

だからもう会えない。

死んだ時点で永遠のお別れ。

そんなこと信じたくない！

信じられない！

嫌だ！絶対に嫌だ！

お母さんとお別れなんてしたくない！

いくつになっても子供は子供なんだよ。

親離れできてないかもだけどそれはそれで仕方がない。

いい年してても私はお母さんの子供だもん。

いつまでも、これからもずっーと。

私はお母さんの子供で私のお母さんなんだよ。