お父さん、やっぱり手術しない方がよかったんかな?
手術してなかったら間違いなくまだ生きてたよね。
でも、癌が大きくなってたかな?
転移してたかな?
どうなんやろ?
何もせずそのまま放置してたら、まだ生きていただろう。
でも、大きくなって転移して最終的には、痛みと苦しみのなか息絶えてしまっただろうか?
それとも、年齢的に先に寿命がきただろうか?
それとも、ほかの病気で息耐えてただろうか?
どうなんだろう?
でも、間違いなくまだ生きていただろう。
手術さえしていなければ。。。
医者に大丈夫だろう、と言われて受けた手術なだけに悔しくてたまらない。
なんで?なんで?なんで?
なんで死ぬの?
手術をしたから死んだ。
これは紛れまない事実。
体が耐えれなかったんだろう。
悔しい!腸煮えくり返るぐらい悔しい!
出来ることなら、あの時の呼吸器内科と呼吸器外科の医者に恨み募りを言いたい!
患者はモルモットじゃないんだよ!
やってみなきゃ、わからないじゃ困るんだよ!
医者からしたら患者は大勢の中の1人かもしれないが、家族からしたらたった1人の大事な家族なんだよ!
患者が死ぬことになれてる医者に、私達家族の思いなんかわかるはずもない。
これだけ医療が進んでるというのに何故助けられない?
たった2センチ程の癌細胞があっただけなのに。。。
転移もしてなかったのに。。。
なのになんで?
取れば完治だと言われてたのに。
なのになんで?
本当に悔しい。
悔しすぎて時々発狂しそうになる。
それと同時にもういないんだという絶望感。
どこを探してもどこにもいない。
どれだけ泣きわめこうが、どれだけ願おうが父という人間、体は存在しない。
その事に打ちのめされる度に胸が引き裂かれる思いだ。
2度と目の前に現れない。
2度と触れることも出来ない。
2度と話すことも。
その現実に触れたとき、計り知れない悲しみのどん底に突き落とされる。