親の介護、そして終えて。

親の介護→看とり→そして終えて。

親の介護が始まり疲れてた矢先に介護blogを発見。辛いのは私一人だけじゃないんだと。誰にも言えない相談できない、愚痴りたい!色んな思いをここで吐き出そう!
そして、親の病状の記録を取っていきたいと思います。


そして永眠後の悲痛な思いからの新たな出発。

2月24日の父、

今日は、母の担当のケアマネと今後のサービスについての打ち合わせと、住宅改修の集金も兼ねて福祉用具の担当者とのアポが入っていた。


打ち合わせが終わりオムツやティッシュを買い込み病院へ!


カーテンをそーと開けると目覚めていた。と言うより天井をボーっと見つめていた。


瞬きもせず。


一瞬、生きてるのか?と思ったくらいだ!


私と母が入ってきてるのに全く気づかなかった。


覗き込んでも反応なし!


えっ?どうしたの?


「ちょっと。どうしたん?」て声がけしても視線は天井を見たままだ。


何度か声がけして体をさすると、ふっと私の顔を見て

「あなたの顔を見てびっくりしたよ」って訳がわからないことを口走る。


それから視線はこちらに戻る。


顔をまじまじと覗き込む。


目は虚ろ。


白目が、なんだか灰色っぽい感じがした。


なんか、目がおかしいな?


大丈夫かな?



そんな心配もよそに、母にまたお金を催促する。


何をしたいのかな?と思ったので母にお金を渡してあげてと伝える。


母から千円を手渡されて、なんや?千円か!みたいな素振りをする。


そして次にその千円を自分の胸元に半分入れた。半分はお札を覗かした状態にして(笑)


そして、しばらくするとそのお金を黙って差し出した。


「お買いものしてくるの?」といつもの調子で聞き直すと、声になるかならないかの声で

「あなたにあげる。」とその千円を差し出す父。


お金を受けとるのは心苦しいのだけれど、それが父の精一杯の気持ちと思うと素直に受けとり、

父に納得してもらうのが一番と思い、また『使ってはいけないお金』と称して有り難く頂戴した。


13日にも一万円もらったのに続けてだよ。


これって、どう解釈すればいい?


そう、これが父が私に対する精一杯の気持ちなんだよね。


何もして返してやれない、何もしてやれない。せめてお金でもー。って、それが今の父に出来る精一杯の愛情表現なんだろうとそう思えて仕方がない。


父は、義理人情に厚く、受けた恩は必ず返す。といった人間。


親子とて、いつも何かをすると返してきた。


ただ、弱りきった体になってまでも、そうやって私にお金を差し出してくる父が痛々しくも感じ、愛しいくて仕方がない。


それと同時に泣けてくる。


今日の声になるかならないかの声で「あなたにあげる」って言われ差し出す姿が目に焼き付いて離れない。


か細くなった腕を差しだし、声になるかならないかの声で、弱々しく差しだした手が焼き付いて離れない!


あの顔が、あの目が。。。


涙が止まらない。


もういいんだよ、そこまで気を使わなくても、そんな体にまでなって。。。と言いたかった。





今日の目の表情、顔の表情から、辛い日は、そんなに遠くないと感じた。


食事の摂取量も1~2割りだそうだ。


デザートとアイスクリームだけとのこと。


夕方排泄交換時も、かなりの量の泥状便。


殆ど食べていないのに多いな?っと嫌な感じがしたので看護師に排便の状況を聞く。


昨日、一昨日と排便があったとのこと。量は?と聞くとそこまで記載がないとのこと。




間近になると便や排尿が出尽くすようになるみたいなので心配だ。


そう遠くはないかとー。

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